私が日本語翻訳に協力しているWEBサービス「TasteWP」について紹介しようと思う。

このサービス、サインアップすることなく無料で自分用のWordPressサイトを作れるというWEBサービスで、マルタのInisev社が提供しているWEBサービスの一つだ。最初、いきなり自社サービスの日本語翻訳を手伝ってくれませんか?というメールをもらってビックリしたんだが、どんなサービスか見てみたら、初見でファンになってしまった。で、むしろ手伝わせて!って感じで返信した次第だ(笑)
このサービスのすごいところは、サービスに登録しない状態でもWEBページ上からワンクリックで自分用のWordPressサイトが作成できてしまうところだ。しかもインストールするWordPressのバージョンとWordPressを稼働させるPHPのバージョンまで指定できる優れものである。
主なサービスの特長としては、
- ユーザー未登録(もしくはログインしていない状態)で2サイトまで作成でき、作成したWordPressサイトは48時間の間自由に使える(48時間後にはサイトは自動的に削除される)。
- ユーザー登録(無料)後にログインした状態だと最大6サイトまで作成でき、その場合、作成したWordPressサイトは7日間有効となる(7日後に自動削除)。
- ログインするとサイト管理用のダッシュボードが利用でき、そこで作成したサイトの保守運用ができる。ここでサイトを削除することで、サイト数の制限に達したとしても新しいサイトを作成できるようになる。
- 作成したWordPressサイトには自分の好きなプラグインやテーマをインストールできる(現在、1サイトにつき最大容量200MBまでという制限がある)。
- 作成したWordPressにはデフォルトで「Backup Migration」というサイト移行用のプラグインがバンドルされていて、これを使うことで正式運用予定のWordPress環境へデータの移行ができる。
- アフィリエイトプログラムを利用することで、有効期限のないサイトライセンスを最大3つまで取得することができる。
- 他にも作成後にサイトごとにPHPバージョンを変更出来たり、デバッグログのダウンロードが出来たりと、ログインすると色々できるようになる。
──と、無料のサービスなのにかなり充実した内容となっている。
私のように、WordPressのプラグインやテーマの開発をやっていると、WordPressバージョンと稼働するPHPのバージョンを様々に切り替えて動作試験をしたい場合が多く、このサービスはそのニーズにまさにぴったり応えてくれるのだ。
ただ、基本的に公式リポジトリに登録されていないプラグインやテーマをインストールすることはできないため、プラグインやテーマの開発者が公開前のプラグインやテーマをテストするには一工夫必要になってくる。
とにかく、コストもかからずに使い捨てが効くので、WordPressの初心者などに対するチュートリアルツアーの環境として使うのもありだし、本番サイト運用前のテストサイトとしてデバッグ用に使うのにも適している。
まだ、私の日本語翻訳が途中で、読みづらいところがあったりして恐縮なのだが、是非一度触ってみて欲しい。きっと、気に入ってもらえるサービスだと思うので。