このたび、新しい個人開発サービスとして 「PullLog(プルログ)」 をリリースした。
URLはこちら https://pulllog.net

PullLogとは?

PullLogは、ソーシャルゲームのガチャ履歴を記録・分析できるWebアプリ である。
「いつ・どれだけ回したか」「課金額はいくらか」「レア排出率はどうだったか」を簡単に記録し、グラフで可視化できるツールだ。

  • ガチャ履歴を残したい
  • 課金額を把握して(心穏やかに)健全にプレイしたい
  • レア排出率の推移を見てみたい

といった(自分みたいな)人に向けたサービスになっている。

開発の背景

私自身、ソシャゲを遊ぶ傍ら「課金額や排出率を把握するため」にエクセルシートでガチャ回数や課金履歴を記録していたのだが、複数アプリの履歴を一年ぐらい記録しているとシートの行数が半端なくなって来て、課金合計や排出確率の計算式を都度拡張するのもかなりおっくうだった。これをDB使ってWebツール化したら楽になるだろうなぁ……と思い立ったのが開発のきっかけである。
手動集計作業からの自動化」──まさに 自己DX 化計画でもあった次第(笑)

さらに、このPullLog開発の直前に「MockAPI-PHP」を開発していたのが大いに役立った。とりあえず作っていて楽しいGUIやグラフ部分をバックエンドの設計や実装を無視してガンガン作って、DBを含めたバックエンドの処理はすべてMockAPI-PHPに押し付けられたのだ。そのおかげで、初動からフロントエンドの開発に集中して「ログ登録はこうしたいな」「こんなグラフで集計できると嬉しいな」という私利私欲な要件をどんどん実装して行けたのがモチベーションの維持的に良かったと思う。

そして今回の開発、二人三脚で伴走してくれたChatGPT君(たち?)には感謝してもし足りない。
何気に頓珍漢な応答が多くてイライラさせられることが多かった GPT-4o 君や、最新のドキュメントを参照せずに「キミの情報は古いんだよ」と結局自分で課題解決する羽目になった事が何度かあった GPT-4.1o 君、急に対応が冷淡になって私の感情を揺さぶってきた GPT-5 君も、今考えると大変お世話になった「戦友」たちだ。
いわゆる「AI駆動開発」ってのは、AI君の進化と迷走っぷりに辟易しつつ、さらに第一声の「素晴らしい質問です!」にイライラさせられたりするけども(笑)、得られる恩恵は非常に大きい。今後、AI駆動以外での開発は考えられないんじゃなかろうか?

主な機能

次にサービス紹介として、PullLogでできることを簡単に紹介しておく。

  • ガチャ履歴の記録
    日付ごとにガチャ回数・レア排出回数・排出内容・課金額などを登録できる。開催してるイベントをタグ付けしたり、特記事項があればメモも残せる。

  • 統計グラフの自動生成
    月ごとの課金額や排出率を各種チャートで可視化できる。履歴さえ記録すればあとは全自動でグラフ化し、複数アプリを同時に比較したりクロス集計したりも可能。

  • アプリごとの管理
    複数タイトルをまとめて管理できる。アプリごとに天井回数やレアリティの定義なども個別に指定できる。

  • 多言語対応
    日本語 / 英語 / 中国語 に対応し、海外ユーザーでも利用可能。アプリ単位で課金する通貨単位も指定できる。

  • Googleアカウントでのログイン
    メールアドレス認証方式の面倒な従来型のユーザー登録をスキップして、Googleアカウントですぐにサービスが利用できる。

  • 完全無料
    機能ではないが、PullLogは無料で利用できるサービスである(何気に重要かと)。

PullLogの画面イメージ

  • ログ入力画面
    ログ入力画面
  • 統計ページ(課金割合 / レア排出率グラフなど)
    統計ページ
  • アプリ一覧画面
    アプリ一覧画面

今後の展開

現時点で基本的なログ管理とグラフ分析機能は実装済みだが、今後は以下も検討している。

  • より細かいカスタムタグや分類機能(フィルター等)
  • 画像ギャラリー(ストレージ=コストの問題があるため、ユーザー毎にクラウドストレージと連携できる方式を検討中)
  • SNSシェア用の統計画像生成機能(AIが勧めてくるが、私自身SNSをほとんどやらないのでイマイチ必要性が不明瞭……スクショすれば良くね?)

最後に

PullLogはまだ始まったばかりのサービスだが、
ガチャの結果を楽しく、健全に管理できる
そんな場所を目指して開発を続けていこうと思っている。

興味が湧いた人は、ぜひ一度試していただけると嬉しい!
https://pulllog.net

あなたのガチャライフに幸あらんことを!

おまけ:技術スタック

ちなみにPullLogは以下の技術を使って開発している。

  • フロントエンド: Nuxt 3, TailwindCSS, PrimeVue, Pinia
  • バックエンド: Laravel 12, PostgreSQL 14
  • インフラ: Cloudflare + VPS
  • その他: Chart.js, Luxon, Zod, MockAPI-PHP など

「技術的にどう作っているか」に興味がある方は、別記事でも詳細を書いていこうと思っているので、乞うご期待。